寺宝
当寺院の寺宝についてのご案内です。
本尊
十一面観世音菩薩像
宝厳院のご本尊は、十一面観世音菩薩です。頭上の11面のうち、前後左右の10面は菩薩修行の階位である十地を表し、最上部の仏面は仏果を表すとされていますが、これは衆生の十一品類の無明煩悩を断ち、仏果を開かしめる功徳を表すとされています。
三十三体観音
観音が世を救済するに、広く衆生の機根(性格や仏の教えを聞ける器)に応じて種々の形体を現じます。これを観音の普門示現(ふもんじげん)と言います。法華経「観世音菩薩普門品第二十五」(観音経)には、観世音菩薩はあまねく衆生を救うために相手に応じて「仏身」「声聞(しょうもん)身」「梵王身」など、33のお姿に変身すると説かれておりますが、この『観音経』の観音三十三応現身を仏像として現したのが、三十三体観音と言われています。
三十三体観音
観音が世を救済するに、広く衆生の機根(性格や仏の教えを聞ける器)に応じて種々の形体を現じます。これを観音の普門示現(ふもんじげん)と言います。法華経「観世音菩薩普門品第二十五」(観音経)には、観世音菩薩はあまねく衆生を救うために相手に応じて「仏身」「声聞(しょうもん)身」「梵王身」など、33のお姿に変身すると説かれておりますが、この『観音経』の観音三十三応現身を仏像として現したのが、三十三体観音と言われています。
地蔵菩薩
寺伝によれば、足利尊氏が祀ったとされております。地蔵菩薩の「地蔵」は、地=「大地」・蔵=「胎内」「子宮」を意味し、大地が全ての命を育む力を蔵するように、苦悩の人々をその無限の大慈悲の心で包み込み、救う所から名付けられたとされています。日本における民間信仰では道祖神として祀られています
襖絵
当寺院の寺宝、襖絵についてのご案内です。
障壁画“風河燦燦 三三自在”
本堂の襖絵である「風河燦燦三三自在」は、田村能里子画伯筆の作品です。58枚の襖絵は3室構造にて仕切られております。その襖絵ですが、あまり例がない朱色であり、その朱色は命が宿り燃えている色なのだとか。33人の老若男女が描かれていて、それは、脇仏に同じく観音様が衆生を救うために現世に現れる姿として描かれました。